MUTERS ミューターズ

SDGsという言葉を聞く機会が増えました。
遊びの環境を見た時に、どうだろうと考えると、まだまだなんです。
それを変える一歩につながるゲームです。

MUTERS ミューターズ

一言で言うのであれば、言葉をつかわないコミュニケーションのゲーム。

ゲームの説明の前に、作った会社についてご紹介します。

NPO法人 Silent Voice
では、ろう児・難聴児の塾の運営などを通じてコロナ禍での聴覚障害のある子どもたちの変化に触れてきました。マスクの着用で口元が見えずコミュニケーションが取りづらくなる中で、難聴学級と通常学級の交流企画が相次いで中止となる等、お互いを理解する機会が非常に乏しくなっています。
 一方で「黙食」などといった「声を出さない」ことの重要性が広がり、視覚的・身体的なコミュニケーションの意義が相対的に向上したのもコロナ禍でした。
 この「MUTERS」の「MUTE!(声で話さない)」というコンセプトは「黙る」という制約にも思える事柄をろう者・難聴者の視点を用いることで、逆に視覚的・身体的なコミュニケーションの広がりとし、それをボードゲームにすることで新しい交流の形を作り出したいという想いから生まれました。(ホームページより引用)

このゲームについては、知り合いから教えてもらいました。
耳が聞こえない場合、他の障害と比べると、できるものはあります。
ちなみに視覚障害だと、ゲームの制限が結構入ってしまいます。

ゲームとしてもしっかり作られており、
この活動を応援したいと思い、扱うことにしました。

さぁ、ゲームの説明です。

簡単に言うと、コードネームピクチャーズデクリプト
組み合わさったゲームになっています。
そして、対象年齢は6歳からと低めです。
ただ、6歳くらいの子と遊ぶ時には、ルールを簡単にしてください!
そのままだと、ちょっと難しいかもです。

ゲームとしては、チーム戦。
チームの一人が、カードで指定されたものについて
言葉をつかわずにジェスチャーのみで伝えます。
これを当てていくのですが、相手チームは、それを見破ります。

ボードがしっかりしています!

ターゲットマークがあるところに、テーマに合ったカードを置いていきます。

付属されているテーマは、全6種類。
これに対して、シークレットワードが書かれたカードがあります。
各テーマに対して、2面(A,B)あります。

そして、各テーマごとにトレジャーカードが16枚ずつ。
両面印刷になっているので、裏面は、違うテーマの絵が描かれています。

テーマを決めたら、
そのテーマのトレジャーカードをボードに並べます。
順番は自由です。

どうやって、問題が指定されるか?

・アンサーボード 2枚
・ターゲットカード 16枚
・ターゲットパネル 1枚
・カード立て 1つ

ターゲットカードをターゲットパネルの上に
よくまぜてから、山札として伏せて置きます。

ターゲットカードを見てもらうと分かるように
1ヶ所色がついています。

その色の部分にある絵のものを伝えてもらう形になります。

みる位置で変わってしまうので、
ターゲットパネルは、固定でその上にカード立を置いて
カードを立てた状態でトレジャーカードの位置が決まります。

各チームは、答えを同じように
ターゲットパネルから見た位置で印を入れます。

こんな状態になります。
すると、右から二番目、上から二番目のクマが今回のお題です。
これをジェスチャーで伝えていきます。

ここまで、ざっくりとした全体の流れです。

普通にジャスチャーでやると、
わかりやすいですよね・・・

なので、各チーム、シークレットワードを選んで
それに対して、秘密のジェスチャーを決めてください。

各チームにシークレットサインボードが1つずつ渡されます。

シークレットワードと書かれた部分に
細長い、シークレットワードのカードをはめます。

この時に、表裏で、ワードが異なるので、
両チームとも同じ面に揃えてください。

このような形にセッティングします。

ゲームは、3ラウンド行われて、勝敗がつきます。

各チーム、3回に分けて、
計5個のシークレットワードを選び
それに対応するサイン(ジェスチャー)を決めます。

各ラウンドの前に作戦タイムがあります。
その時に、シークレットサインを決めてください。

ラウンド1
3分間で、3つのシークレットサインを決めます。
ラウンド2
1分間で、1つのシークレットサインを決めます。
ラウンド3
1分間で、1つのシークレットサインを決めます。

これで、準備は完了!
プレイをしていきます。

  1. まず、ジェスチャーする人(ターゲット役)を決めます。
  2. 問題(ターゲットカード)を確認します。
    色がついている部分が今回伝える、お宝です
  3. ジェスチャー開始の合図をします。
    ジェスチャーする人は、「ミュート!」と言いながら、みんなを黙らせるポーズをします。
    これを合図に、回答が終わるまでは、誰も声を出さずに進行します。
  4. ジャスチャーする人(ターゲット役)は、1分以内に、
    普通のジェスチャーとシークレットサインを組み合わせて
    自分のチームの仲間にだけ伝わるように、お宝を伝えます。
  5. 今度は、各チームが1分以内に、声を出さずに
    今、伝えられたお宝がどれかをアンサーボードに印を入れます。
    1分経ったら、同時にアンサーボードを見せ合います。
  6. 答え合わせの結果に合わせて、今のお宝(トレジャーカード、絵のやつ)を移動します。
    自分のチームだけ正解→自分達の前にカードを移動
    両チーム、または、相手のチームだけ正解→相手チームの前にカードを移動
    両チームとも不正解→パネルの上部へ移動
  7. 次の問題(ターゲット)へ

これを3ラウンド行います。

伝えるポイントとしては、通常のジェスチャーとシークレットサインをうまく組み合わせてジェスチャーをすること。シークレットサインだけでやろうとすると伝わりにくくなります。

そして、最終ラウンドとして、3分間で、
相手チームのシークレットサインを盗みます。
相手の3ラウンドのジェスチャーをみて、
どのジェスチャーが、シークレットサインなのかを話し合い
ボードの最大3つ、書き込みます。

サイン盗みが成功したら、枠の下の部分にある「RESULT」のところに○
失敗したら、×をいれます。

最後に得点計算です。

獲得できたお宝(トレジャーカード)の枚数 ×1ポイント

サイン盗みできた数(最大3個) × 2ポイント

合計得点の高いチームの勝ちです!

公式の動画です。

やってみての感想ですが、
ルールがわかったら、いろいろな工夫をして
プレイする人たちに合わせる形で実施するのが良いと思います。

例えば、インストとして、シークレットサインなしで、
普通のジェスチャーのみで、伝えるということをやる。
これだと、両チームにわかっちゃうから、秘密のサイン決めてね〜
と言うような形とか・・・

シークレットワードは、オリジナルが作れるように、
データがダウンロードできます。

5,500円(税込)

※2022年5月1日時点での価格となります。価格が変動する場合がございます。

ご購入は、TOIQUEオンラインショップにて